【四柱推命】同じ生年月日、出生時刻ならば同じ運命なの?

寅さん

やっぱり自分と全く同じ命式ならば、自分のクローンみたいな人が出来るんかな?

丑くん

馬鹿も休み休み言ってよ。

みなさんこんにちは。

よく「同じ生年月日ならば同じ運命を辿るの?」という質問をうけます。

同じ生年月日をもつ人たちは結構いらっしゃいますが、たいていは出生時刻が違うケースが多く、なかなか「同年月同日同刻」の人たちっていませんよね。

しかし四柱推命でいうところの時間の最小単位は2時間です。

1刻=2時間

冷静に考えると、この2時間の間に産まれる赤ちゃんって結構多いと思います。

ただし、同じ生年月日、出生時刻でも性別が違うと大運が変わってしまうので注意です。

というわけで、

「同年月同日同刻同性」の二人ならば同じ運命を辿るのか?

これは四柱推命の原則でいえば「YES」です。

しかし実際は「NO」でしょう。

例えば、日本を代表する映画監督 ビートたけしこと、北野武(きたの たけし、1947年〈昭和22年〉1月18日 – )。

北野監督が産まれた1940年代は「団塊世代」で、出生数が凄く多い世代です。
1947年〈昭和22年〉1月18日の、同刻(2時間の間)に産まれた出生数って結構な数だと思います。

四柱推命の原則に従えば、1947年〈昭和22年〉1月18日同刻に産まれた人たちは、原則みな同じ気質を持っているハズです。
その意味で「YES」です。

では、北野武のような映画監督がゴロゴロいるかと言えば、どこにもいない。
その意味で実際は「NO」です。

なぜ同じ運命を辿らないのか?

答えは、もう「環境」の一言に尽きます。

同じ命運をもっていても、家庭環境も、生まれた土地の環境も全く違うわけです。北野監督が足立区でなく、たとえば港区で生まれていたならば、まったく違う人間になっているハズです。

当たり前ですが、環境が違えば、人生で出会う人、出会う情報が全部変わってくる。

人の成長は出会いによってもたされるので、まったく違う人生になるのは当然かもしれません。

これは四柱推命の限界でもあり、ウラナイという、人間を「推量する事」の限界だと思っています。

「一卵性双生児」でも話は同じです。
一卵性双生児は、ほぼ100%同じ遺伝子情報を持っています。 性別・血液型ともに同じです。

でも絶対に同じ人生にはならない。

一卵性双生児といえど、まったく同じ情報を受け取るはずがないわけです。

出会う人、食べるもの、読む本、見る景色・・・すべての情報が違ってくる。

じつに「後天的な環境」が、その人の気質を決めるのです。

そして「環境」によって、遺伝子は目覚めたり、眠ったまま使われなかったりする事がすでに証明されています。遺伝子には「ON、OFF」のスイッチがあって、環境によってそのスイッチは押されるわけです。人間は全ての遺伝情報が使われているわけではないのですね。

例えば、その人に生まれつき音楽の才能があっても、音楽という情報に触れることのない環境では、その才能は目覚めることなく、人生が過ぎていくでしょう。

占い注意報です。

四柱推命や占いを勉強していくと、人間が分かったような気分になってきます。
しかし四柱推命で知れる事なんて、その人間の抽象的な一面の部分だけなんだと思います。

具体的なことなんて何ひとつ分かりません。

明日その人が何を食べるか?どんな本を読むか?どんな人と恋に落ちるのか?具体的なことは何ひとつ分かりません。

それでも、私は四柱推命を発見した先人たちに畏敬の念を抱くのです。「抽象的な一面の部分」だけでも、生年月日という情報だけで知る事が出来るという事実に、ただ、驚くのです。

ここで、四柱推命のなんたるかを表した小話を紹介しましょう。

昔、中国の明の皇帝が言いました。

「自分と同じ命式の人間は皇帝になる野望を持っているに違いない。朕(ちん)と同じ生年月日、出生時刻を持つ人間を探せ!」

・・・

そんなこんなで、ある山で一人のオヤジがみつかりました。

皇帝は大笑いして「四柱推命なんてアテにならん。お前は何をして暮らしているのだ?」

オヤジ「ハチの巣を13個持っています。それらのハチの巣から蜜を取って暮らしています」

皇帝「・・・なんてことだ。朕も中国の13の省を所持し、各省から税金を取って暮らしている」

なんかこじつけのような気もしますが(笑)
このお話は、何が言いたいのでしょう?

同じ生年月日・出生時刻の人間は、一見まったく違う人生を歩んでいるように見えます。

でも大きな視点から見ると「抽象的な一面の部分」だけ同じ命運を辿っている。時にその一面の部分は「人間の原理原則」だったりするわけです。

だから四柱推命はこんにちまで語り継がれているのかもしれません。

寅さん

同じ命式でも、まったく同じになる事はないんやね。
なんかホッとしたような、がっかりしたような。

丑くん

マクロの視点を持つことが重要だよね。
枝葉末節に拘っていては命理学の醍醐味を逃すことになるよ。

寅さん

なんやねん、急に。
ごっつ難しいやん!