

寅さん

丑くん

寅さん
恋人がいつ出来るか決まってるんか??

丑くん
例えじゃなくて、ヒトの一生には本当に「春夏秋冬」があるんだよ。
皆さんは、人生の春夏秋冬をどう考えますか?
よく「20代が人生の春だった・・・」とか、「定年間近で、人生も秋にさしかかった」とか、嘆いたりしてますが。
人生の春夏秋冬は比喩などではなく、本当に巡ってくるんです。
どちらが重要?命式と大運
四柱推命で重要視されるのは、その人の生年月日時から割り出された「命式」というのが世間的な解釈だと思います。
しかし中国には、「命好不如運好」(命式が良好であるより、大運が良好である方が良い)と いう言葉があります。
実は業界では、命式よりも大運を重視します。
その人がどういう一生を送るのか・・・?は、「大運」によってある程度決まるからです。
多少問題ある命式でも大運が味方して強運な人生を送る人もいれば、素晴らしい命式でも、それを活かせない大運の巡りになる人もいるわけです。
ですから、命式だけ見てお金を取っている占い師が数多くいますが、あまり意味の無い行為と言えます。占い注意報ですね。
大運を絡めて、初めて良い命式なのかどうか言えるわけです。
大運の変わり目とは?
基本的に大運は10年単位で替わります。
大運の干支は10年ごとに切り替わって、命式に絡んできます。この時、大運の干支は、命式の干支と化学変化を起こして、人生の様々な事象(喜々吉凶)として現れます。
「10年ひと昔」とはよく言ったものですね。なんとなく10年を区切りにしたんでしょうけど、本当に人生は10年刻みなんですね。
一般的には、大運がスタートする「立運(りつうん)」という概念があります。
立運も生年月日時によって違うんですが、例えば立運が5歳だとしたら、5→15→25→35→45→・・・と大運が交替していきます。
そして10年ごとに巡る「大運」を、少し大きな視点で捉えると・・・、実に30年単位になるんです。
干支を、同じ五行(季節)でグループ分けすると、下記のように12支でカテゴライズする事が出来ます(1支は10年)。
↓
春「寅 卯 辰(30年)」
↓
夏「巳 午 未(30年)」
↓
秋「申 酉 戌(30年)」
↓
冬「亥 子 丑(30年)」
↓
あるひとつの季節(30年間)が過ぎ、また次の季節(30年間)に入る。この30年に及ぶ季節の区切りは10年のそれより明暗がはっきり見て取れます。
この30年の区切りが、人生のどこで生じるのか?は、やはり人それぞれ生年月日時によって違うんですね。
夏や冬から始まる人もいれば、季節が逆に流れる人もいます。
春夏秋冬の区切りは人それぞれですが、この30年間の区切り区切りで、人生は否応なく「変化」します。それまでの人生とは全く色合いが異なるわけです。
「変化」の対象は、生活環境だったり、身体的なものだったり、置かれた立場だったりするわけですが。
人生が好転する人もいればその逆もあるわけです。
いずれにせよ人生は否応なく変化していくという事です。現状で一喜一憂しても仕方がないという事です。
実例:ASKA(宮﨑重明)の場合
ちょっと実例を見てみましょう。大運の交替によって人生、環境がどう変わるのか。
恰好の例としてASKAを紹介します。
九州から上京後、「チャゲ&飛鳥」としてデビュー、日本ポップミュージックのトップランナーとして活躍しながらも、覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕。・・・という、じつに波乱万丈な人生ですね。
下記は、ASKAの大運です。
年齢とともに、春夏秋冬が春から順番に巡る、という教科書のような大運ですが(笑)。重要なのは季節の替わり目です。春から夏、夏から秋に替わる年を注目してみて下さい。
ASKAの場合、1981年23歳から「丁巳」の大運に交替し、ここから季節は夏に交替します。
この時期のASKAを追ってみると・・・、1979年21歳で「チャゲ&飛鳥」としてデビュー。それまでの福岡での学生生活から、人生が一変していることが見て取れます。そしてこの頃、数々のスマッシュヒットを手掛け、日本のミュージックシーンを席巻しました。まさに人生の絶頂ですね。
そして30年後の、2011年53歳からは「庚申」の大運に交替。季節は秋に交替します。
この時期は、2009年にCHAGE and ASKAの無期限活動休止。2013年には薬物報道~逮捕。活動自粛となり、それまでの華やかな30年とは全く違う人生、環境になってしまいました。
喜々吉凶は干支の絡みを見ないとわかりませんが、ともあれ、大運の変わり目で人生が大きく変わっているのが見て取れると思います。
まとめ

寅さん

30年ごとに変わるのは大運地支蔵干の五行だね。

寅さん