【四柱推命】「寿命」を占うのはタブー?寿命の見方

寅さん

いやいや、だめやん!
「寿命」なんて見たらアカンて!

丑くん

どうして「寿命」を見たらだめなの?
どうして「死」をタブー視するの?

寅さん

そ、それは・・・。
?・・・なんでアカンのやろ?

ひとの寿命を占うのはタブーって聞いた事ありませんか?

死期を占っていると自分に返ってくるから・・・、とか。やれ、神の領域を犯してはいけないとか。

実際のところはどうなんでしょうか。

占いの現場から「寿命・死期」について報告します。

どう見る?死期と寿命

よく、占い師は曖昧な物言いをします。

曖昧な物言いは、一種の「逃げ」です。

昔から「当たるも八卦、当たらぬも八卦」みたいな、逃げ口上まで用意されているわけですから。まあ、占い師も絶対の自信があるわけじゃないんですね。相手の状況をさぐりながら占っているというのが本音でしょう。

しかし・・・「死期」については曖昧な物言いは許されません。当たり外れがはっきりします。

「私、何歳で死ぬんですか?」みたいに聞かれたら、もう、曖昧な物言いなんてできないですからね。

その時、「いや、死期をみるのはタブーなんで・・・」とか適当な事を言ってお茶を濁すわけです。

まあ、実際の現場では、死期をみる事もないです。そもそも「死期が知りたい」というお客様もいません(^_^)(まれにいますけど)。


当たり外れは別として、私自身は、四柱推命で寿命や死期を見ます。べつにタブーでもなんでも無いと思います。

四柱推命のセオリー通り、命式と大運から死期を読み解きます。

具体的には五行の調和が乱れたとき、激しく日干が尅されたときですね。

「病気と四柱推命」の項でも書きましたが、原則は五行のバランスを見ます。命式のバランスが大きく崩れた辺りが、その人が衰弱する頃です。

でも安心してください。

ズバリ、は当たらないものですよ(^_^;)

四柱推命は「占術の王」と呼ばれる究極の命理学だと思いますが、それでも死期をあてるのは難しいです。

なぜ難しいのか。

これには現代特有の事情があるんです。

人間の本来の寿命

「本来の寿命」とはなんでしょうか。

ベストセラーになった『ゾウの時間ネズミの時間』(中公新書)では、次のような理論が展開されます。

”ゾウとネズミでは、サイズも寿命も異なるが、一生に打つ心拍数は等しい”

その心拍数は「15億回」


例えばゾウは1分間に打つ心拍数は35回で、約80年生きると言われます。

●1分間35回(心拍数)×80年(寿命)=15億回

 

はつかねずみは心拍数750回/分、約3年の寿命です。

1分間750回×3年=15億

 

ちなみにイヌは心拍数120回/分、大体25年の寿命です。

1分間120回×25年=15億回

 

ゾウでもネズミでも、生物は結局、「心拍数15億回」で寿命を終えるいう理論です。

では人間はどうでしょうか。

人間の心拍数は1秒間に1回、つまり1分間に60回。


その時寿命は・・・。


1分間60回×50年=15億回


「50年」という年月が本来の寿命なんですね。

現代人は、快適な環境、医療技術のせいで長寿を手に入れたわけですが、快適環境とは無縁の「自然」に生きていれば、寿命は50年くらいが本来の持ち分というわけです。

結局、死期を占っても外れる

つまり、現代の快適すぎる環境と、医療技術の進歩が「本来の寿命」を狂わせるわけです。

四柱推命の理論が半ば完成したのは今から約700年も前です。

さすがに当時、人間がこんなに長命になるとは考えもつかなかった事でしょう。ここ100年を例にとっても不治の病とされてきた病気が、新薬の開発などで、劇的に根絶されたりしています。

ですから、寿命や死期は軽々しく口には出来ないんです。

どこの部位にガンが出来るか?、どの臓器が病んでくるか?などの問いには四柱推命で推察できると思います。

しかし、その推察(衰弱する頃)が当たっても、寿命や死期に直結するとは限らないわけです。

日本人の死亡原因第一位の「ガン」も、飲み薬ひとつで簡単に治せる・・・近い将来、そんな日が訪れるかもしれませんね。

まとめ

寅さん

つまり現代の「環境」あってこその寿命なんやね。
快適な環境が、人間の本来の寿命を、いい意味で狂わせて長命にしているわけや。

丑くん

人間五十年、夢、幻の如くなり~。

寅さん

織田信長のいうとおりや。

“1”へのコメント

  1. 笠原ちえこ

    私の主人は自殺でしたが、占いではっきりとでていました。
    主人が死ぬと告げられたのは死ぬ10年前。
    どうせ占いだから当たらないし、自殺する動機もない。
    などと舐めていた私は……主人の死を持って思い知らされました。
    占いでの鑑定は未来に起きる事をちゃんと示し危険を回避出来る様に前もって知らしてくれる重要なもの、私も主人の占い結果をもっと、真剣に受け止め、それに対する予防もできるほどの年月があったのにと、物凄く後悔をしています。
    皆さん自殺も他殺も自然死も全て占いでは同じように出ます。
    死に方等までは解りませんが、死という危険はかならず知らせてくれます。このような結果が出たら、ちゃんと向き合い確りとそうならないよう対応することで、低い確率であってもいくらかは防げると思うんです。

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