
金運に悩む方は結構いらっしゃいます。あなたは「生まれつき金運が悪い」と考えていませんか。
しかし、生まれつきお金持ちと貧乏は決まっているものでしょうか?
そもそも占いで、お金のことなど占えるのでしょうか。
金運に対する考え方をズバリ解説いたします。
可能?宝くじを占いで当てる
「どの宝くじを買えばいいか?四柱推命で占ってください!」
まれにこんな方がいらっしゃいます。
結論から申し上げます。
占い等で宝くじを当てる事は不可能です。占術の王といわれる四柱推命でも無理です。
なぜなら、宝くじの当選は「偶然」の産物だからです。
四柱推命で使う「命式」は、個人の生年月日から算出された情報です。
命式には「有機的」に、生物としての情報が記述されています。個人の気質を表すそれぞれの漢字が、密接に関連しています。四柱推命・占い師ならば、命式を見ただけで、個人の気質や特質を瞬時に見抜きます。
有機的な情報だからこそ「必然の結果」を未来予知できるわけです。
「こういう気質・特徴ならば、こうなるだろう」と、原因と結果をみることが可能なんです。
対して、お金・金銭などは「無機的」な情報です。
宝くじで「この番号を買えば何億円あたる」等は絶対わかりません。
無機的な情報は、命式とはなんの関係もありません。四柱推命に限らず、どの占いでも不可能でしょう。
逆に、宝くじの事を言っている占い師がいたら、まずニセモノと考えてもいいでしょう。
どうみる?「正財・偏財」
「占いでみてもらったら”正財”と言われた。お金に縁があるみたい」
ネットなどで自分の性別・生年月日などでを入れたりして、占ったことはありませんか。
占った結果「正財(せいざい)・偏財(へんざい)」が出ると、たいていお金に関係のある事をアレコレ言われます。
自分の命式に「正財」や「偏財」があった場合、どうみるべきなのでしょうか。
「正財・偏財」は、命式上の組み合わせで表出します。
どういう組み合わせかというと、例えば「丙」と「辛」のような関係ですね。丙は火のエレメント、辛は金のエレメント。火は金を溶かす。つまり「尅す」関係にあるわけです。
この「尅す」関係になった時、命式に「正財・偏財」が表出します。
尅す対象が、陰陽異なれば、「正財」
・丙→辛=「正財」
尅す対象が、陰陽同じならば、「偏財」
・丙→庚=「偏財」
それだけの話なのですが「正財・偏財」には様々な迷信と盲信がつきまとっています。
「正財」は正妻をあわらし、「偏財」は父親、養子、妾をあらわす星だとか言われます。四柱推命の歴史で、まことしやかに囁かれてきた迷信のひとつでしょう。
この迷信のおかげで、
「正財」は良く、「偏財」は悪い
みたいな俗説がまかり通っているわけです。
占い師の立場からすれば、お御籤的な見方が出来るのでラクなんですね。正財が出たら「良いです」、偏財が出たら「だめです」って言ってればいいわけですから(笑)
実際の四柱推命では、正財と偏財が命式が出たくらいで「金運」うんぬんなんて絶対に言えません。ましてや正妻だの妾だのに言及出来るわけがありません。
インスタントな占いに気を付けてください。
金運が上がる占い
では「正財・偏財」は、金運に関係ないのかと言えば、そうではないのです。
昔の四柱推命の知識人たちが「財」と付けたくらいなので、なにかしら財に関係することが立証されているはずです。
命式に「財星(正財・偏財)」が表出した時、どういう見方をするべきなのでしょう。
「財星(正財・偏財)」の組み合わせは、ざっくり言えば、自我が「融通を利かせよう」とする気質を含んでいます。
他者を利用して物事を運ぶ・・・、そんな気質を内包しています。
その気質がうまくハマると、富や財を呼ぶわけです。
「他者を利用して~」という言い方は悪く聞こえるかもしれませんが、うまく人を使うことが財を築くのはいつの世も変わらない事実でしょう。世渡り上手と言えばいいでしょうか。
「財星」は、そんな、ちょっとしたズルさを纏っている星なんです。
もし命式に「財星(正財・偏財)」が無くとも、大運で「財」が巡ってくる時期があります。
その時はうまく世の中を渡れるチャンスです。「財」運をうまく活用したいですね。
「財」運が巡る時期はひとによって違います。時期に関しては占いに頼りましょう。四柱推命で「財」の大運が巡る時期が割り出せます。
あとは自分次第というわけですね。